会員からの投稿記事紹介

生島 実さん・福田博志さん  「千歳市スポーツ賞」を受賞しました

  • 千鷲会員 生島 実さん・福田博志さん ・・・ 柔道及びサッカーの指導
会員の生島 実さんは、長年千歳柔道連盟において指導に携わり、スポーツ振興に貢献しました。千歳市の広報紙にも掲載されています。
会員の福田博志さんは、長年「祝梅サッカー少年団」において指導に携わり、スポーツ振興に貢献しました。千歳市の広報紙にも掲載されています。

受賞の様子




佐藤雅敏さん  「千歳ラグビースクール」

  • 千鷲会員 佐藤雅敏さん ・・・ 千歳ラグビースクールの開校
会員の佐藤雅敏さんは、長年構想してきた「ラグビースクール」を開校しました。千歳市の広報紙にも掲載されています。

活動の様子


NHK取材の様子


掲載された新聞記事


千歳ラグビースクールのフェイスブック



吉岡敏博さん  「零戦の会」

  • 千鷲会員 吉岡敏博さん   靖国神社における「零戦の会」慰霊祭の紹介。
今夏9月13日、靖国神社における「零戦の会」の慰霊祭に行ってきました。 「零戦の会」の前身は、元海軍戦闘機搭乗員で作られた「零戦搭乗員会」です。この会は平成14年、会員の高齢化により解散し、新たに搭乗員ではない一般の有志も入れて、新しくNPO法人「零戦の会」として再出発したものです。勿論、元気な元搭乗員の方々は出席されます。  大東亜戦争緒戦の真珠湾攻撃やミッドウエー海戦を戦い、戦争中期は、南方の諸作戦を戦い抜き、戦争末期には、本土爆撃・戦爆連合の敵機迎撃で奮戦しつつ、究極の作戦「特攻」では、500キロ爆弾を抱いて出撃の所謂(いわゆる)「爆装」での離陸、それは「絶対の死」を以(もっ)てする作戦であり、出陣した海軍戦闘機隊搭乗員は、ひたすら祖国を守って英霊となられました。そして、その御霊(みたま)は靖国神社に祀(まつ)られているのです。その英霊に対する哀悼の誠を捧げるため、私は「零戦の会」の一員として毎年9月13日には靖国神社の慰霊祭に出席しております。  私が「零戦の会」に入会した動機は、あれは19年半前の平成8年5月24日に行われた2空団幹部講話で千歳基地に招へいされた元零戦パイロットで伊丹市在住の笠井智一氏との再会でした。笠井氏とは以前から交流がありました。私が浜松・1空団修理隊エンジン小隊にいた時の上司で結婚する時の仲人でもあった 故 仲 睦愛 氏が、笠井氏とは共に海軍最後の戦闘機隊・源田 実大佐率いる343空第301航空隊の搭乗員で、最強迎撃戦闘機「紫電改」を駆ってB29の迎撃、そしてF6FトムキャットやP47サンダーボルト戦闘機との死闘に命を賭けられました。その様な関係と笠井氏の勧めもあり「零戦の会」に入会した次第です。

靖国神社

みなさん、靖国神社の昇殿参拝をした事がありますか、よくテレビ報道で国会議員、特に内閣総理大臣の昇殿参拝がクローズ・アップされますが、あれは神社の最奥の本殿からの廊下です。礼拝は先ず本殿前の拝殿に全員が参集し、ここで礼拝の説明と国家斉唱を行います。それから、本殿への廊下を進むわけですが、ここまで来ると、体に異様な霊感を感じ、とても厳粛な感覚となります。重々しい階段を上り詰め本殿内に入り正座すると、国難に立ち向かい尊い命を捧げられた英霊の御霊を身近に感じ涙がにじみます。  国際儀礼として、国家元首がその国を訪問したら必ず国に殉じた兵士の墓に詣でて花束を捧げますね・・・これは国家体制や主義や宗教に関係なく訪問国への儀礼として行われているものです。まして、その国の元首や政治家が、殉国の英霊が祀られた自国の社に参拝するのは当然のことなのです。  千鷲会の皆様も若かりし頃、日本の防衛に心血を注ぎ、身を捧げる覚悟もあったと思います。今後、次期ラグビーワールドカップや東京オリンピック等、首都圏で開催されるイベントは幾多もありますので、少し足を延ばして靖国神社に参拝して頂ければ幸いです。

靖国神社 (引用:ウィキペディア/ja.wikipedia.org/wiki/)

~社頭掲示の遺書集から~

    靖国の社頭でお目に懸りましょう
 生を享け二十二年の長い間、小生を育まれた父母上様に御礼申し上げます。
小生の身体は父母のものであり、父母のものでなく、陛下に捧げたものであります。    
  ~中略~
   父さん 大事な父さん
   母さん 大事な母さん
 永い間、色々とお世話になりました。 好子、寿子をよろしくお願い致します。  靖国の社頭でお目に懸りましょう。では参ります、お身体お大事に。
              海軍少佐 永尾  博
              神風特別攻撃隊第3草薙隊
    昭和20年4月28日 沖縄近海にて戦死 22歳 佐賀県出身
     靖国神社で会いましょう
 咲くもよし 散るも又よし 櫻花
 父母上様、喜んで下さい。 勲はいい立派な死に場所を得ました。今日は最後の日です。皇国の興廃この一戦に在り、大東亜決戦の南海の花と散ります。  
  ~中略~
 父母上様、今度白木の箱で帰ります。靖国神社で会いましょう。長い間有難うございました。
                             勲
     父上様
     母上様
              海軍少尉 松尾  勲
              第二神風特別攻撃隊義烈隊
昭和19年10月27日 ルソン島東方にて戦死 24歳 長崎県出身
     兄は桜の木に咲いて居る
  節子殿
   兄は神風特別攻撃隊の一員として明日敵艦と共に、我が愛機雷撃機天山に特攻用爆弾を抱きて命中、男一匹玉と砕け散るのだ、最後に臨み一筆書遺し置く事あり。節子も今では立派な可愛い女学生となったことであろう。兄は、節子の女学生姿が見られずに死んで行くのが残念だ                   
  ~中略~
 兄は、常に九段の社の桜の木の枝に咲いて居る。裏の元屋敷の桜の木にも咲きますよ、桜が咲いたら兄だと思って見て下さい。  さようなら、母上をお願いします。     出撃前夜  
   兄

親愛なる妹 節子殿
              海軍少尉 服部 壽宗
              神風特別攻撃隊「菊水部隊天櫻隊」
 昭和20年4月16日 南西諸島方面にて戦死 19歳 三重県出身


志田甚市さん  再就職レポート

  • 千鷲会員 志田甚市さん  ・・・ 定年退官後に再就職した心境など。
 千鷲会の皆さん、そして日頃より千鷲会を応援して下さっている賛助会員の皆様はじめ多くの支援者の皆様、このたびは一会員の近況についての「記事」を掲載させていただきますことに心より感謝申し上げます。私は平成25年の1月をもって約37年間の航空自衛官としての任務を終了しました。同時に人生初の自衛官以外の職業に就き、そして航空自衛隊の「OB」として千鷲会に入会致しました。私の定年時もそうでしたが、最近では定年退職後すぐに再就職できるという人はほんの一握りで、希望する仕事はもちろんですが再就職そのものが中々難しくなってきているということです。社会の景気は緩やかながら回復しているそうで就業率もアップし、働く場も増えているとはいっても、我々の様な若年退職者にとっては再就職先で、ある程度の収入を得ることは非常に難関です。確かにアルバイト・パート程度の収入を得る求人はたくさんあると思いますが、まだまだ50代の働き盛りにとっては厳しい状況です。

再就職

 私は幸いなことに定年退職日の翌月から公益社団法人「千歳市シルバー人材センター」の正職員として入社することができました。給料は現役時の半分以下となりましたが、取りあえずは再就職できたことに感謝・感謝です。今の仕事を紹介し、自らの後継者として役職を与えてくれたのもOBの先輩です。やはり困った時に力になってもらえるのは昔の「仲間」(長い自衛隊生活でお世話になった先輩・同僚・後輩)なんだということ、そして「仲間」の大切さを実感しました。これからも一人でも多くの「仲間」を増やし、繋がりをもっていきたいと思いますし、今度は「仲間」のために何か力になれることがあったなら、その時、恩返しできればいいなと思っております。私が今年から、千鷲会の役員(会計)をお引き受けしたのも、この理由からです。OBの皆さんで、まだ千鷲会に入会されていない方は、是非、入会されて一人でも多くの「仲間」を増やしていただきたいと思います。
 前置きばかり長くなりましたが、私は現在、千歳市シルバー人材センターで事業課長という職に就いております。シルバー人材センターは全国市町村に約1,300ヶ所あり、会員数も約73万人と数の上では自衛隊を大きく上回っておりますが、戦力では会員の全てが60歳以上で会員平均年齢は千歳市で現在、73.4歳とシルバー組織の中においても高齢化が急激に加速しております。たぶん皆さんもシルバー人材センターがあるということはご存知の方も多いと思いますが、どんな仕事をしているかについては、あまり詳しくはご存知ないと思いますので簡単に紹介させていただきます。
 千歳市シルバー人材センターは「公益社団法人」として、国・市より一部補助金を頂きながら自営により事業を行っております。したがって、高齢者でもできる仕事をお客様から頂き、会員(現在450名)に就業紹介するという業務ですが、運営にあたっては国の法律(高齢者の雇用の安定等に関する法律)に基づき、厳しい制約(就業は、臨時的・短期的(週20時間以内又は月10日以内)及び軽易な業務に限定する。)を受けており、なかなかその条件に見合ったお仕事を紹介するのは難しいのが現状です。ただし、入会された方には必ず希望に添った仕事をご紹介できるように職員一同、日々頑張っております。
 現在、450名の会員中、120名が自衛隊OBでそのうち35名が航空自衛隊のOBです。就業内容も草刈り・剪定作業、千歳霊園・末広霊園・苔の洞門・公園やキャンプ場の管理などの屋外作業に従事している方や工場内作業、家事支援、介護施設・ビル清掃、公民館・東雲会館・末広会館の管理などの屋内作業に従事している方、さらに各種イベント会場の準備・撤収作業、網戸直し、包丁研ぎ、宛名書き、市の広報紙・カレンダー配布など様々な業務を行っております。そのほか、会員同士の交流の場としてセンター施設を利用し、サークル活動(卓球・囲碁・麻雀・手芸・パソコン、カラオケなど)も盛んに行われ、高齢者の生きがい・憩いの場となっております。

どうぞシルバー人材センターへ

 千鷲会会員の皆さん、この記事をご覧の60歳以上の方で「チョットした仕事ならやってみようか」と思われる方は是非、シルバー人材センターに入会されてみてはいかがでしょうか。詳しくは、私(志田)までご連絡ください。(TEL26-2277) 記事の内容が、いつの間にかシルバー人材センターのPRになってしまい申し訳ございません。しかしながら、私が今の仕事について感じた事と、今年から千鷲会の役員としてお手伝いさせていただいて感じるところは非常に共通点があるように思われます。どちらも会員がいて初めて組織が成り立っているものであり、会員がいなくなれば組織も無くなります。現在、当センターも年々会員数が減少し、最盛期の半数近くになってしまいました。千鷲会においても、ここ数年の入会者が減少しております。高齢者はどんどん増加しているのに?自衛隊の退職者が極端に減少したわけではないのに?なぜ入会者が減っているのでしょう。
 私は現在、シルバー人材センターの事業課長として、この危機的な状況の打開策について日々悩みながら、様々な取組みを行っておりますが、その根源にあるのはやはり「魅力化」だということを痛切に感じております。「シルバー人材センターに入会してよかった。」と誰もが感じてもらえるようにならなければ、次に続く入会者はいないということです。シルバー人材センターの基本理念である「高齢者の生きがいづくり」(元気で働ける喜び、地域のお役に立てる幸せ)をサポートする我々職員がこのことをしっかり心に刻み込み、会員のために「今、何が出来るか」、「今、何をしなければならないか」について真剣に取り組まなければなりません。このことに今、一生懸命取り組んでいるところで、この努力は必ず結果として現れるものと信じています!千鷲会も同じで、「入会してよかった。」と思ってもらえるよう、今後は役員の一人として諸先輩方と共に取り組んでいきたいと思っております。
 最後になりますが、私は千鷲会という組織はこれからもOBみんなの手でどんどん盛り上げていかなければならないと思います。私が定年退職後に千鷲会に入会して初めての懇親会に参加したときのことですが、若い頃にお世話になった方と久しぶりにお会いすることができました。「いくつになられました?」と聞くと「90歳になったよ。」と言われました。「ああ、もうそんなに経ったんだ。」でも、お酒も飲むし大変お元気そうでした。そのとき「今日は参加して良かった。」としみじみ思いました。たまに懐かしい顔を拝見できるだけでも、嬉しくなりますし、楽しい気分を味わえます。思い出話に花を咲かせながらお酒を楽しむのもいいものですよ。私などまだまだ若輩者ですが、だんだん年を取ると昔を懐かしく感じるものです。そのような場づくりとして千鷲会に入会されてもいいと思います。そしてみんなでこの会を盛り上げ、更に様々な活動ができれるようになれば入会者も増し、ますます「魅力」あるものになっていくことでしょう。私も一役員として頑張ります。 皆さんこれからもよろしくお願いします。
 アッ、ところで、肝心なことを忘れていました。千鷲会への入会ももちろんですが、どうぞ千歳市シルバー人材センターもよろしくお願いします。常時、「会員募集」を行っております。今、お仕事をしていない方で、「毎日家にいても退屈だし、ちょっと働いて小遣いでも稼ごうか。」、「働いたお金で孫に何か買ってやろうか。」と考えている方は是非、シルバー会員になってみてはいかがでしょうか。皆様からの連絡をお待ちしております。それでは皆様お元気で!元気があれば何でもできる!何より健康が一番! 私は今、糖尿病です・・・・・終わります!!

平成27年9月 志田 甚市




吉岡敏博さん  福島レポート

  • 千鷲会員 吉岡敏博さん   福島での放射線除染現場レポート。

放射線が見える

福島市は、東京電力福島第一原発から80km県内と他の市町村からは離れておりますが、放射線量は他の地方に比べて高く、毎時0.63マイクロ・シーベルトの数値が続いている状態です。これまでに学校・幼稚園等公共施設が終わり、現在は市内の各民家への除染作業へと移っています。
 私たちの仕事は、この個人の家屋・敷地内を対象とする放射線除染作業を始める前との放射線量測定作業です。業態は、民家の屋根を高圧水洗で除染する高所作業、庭の汚染表土の剥離・地下埋設等担当する土木業者、住宅地内工事のため工事現場の交通誘導を担当する専門業者、それに私たち所属する放射線計測を専門とする(株)静環検査センターと大きく3つの分野に分けられます。

現場

それでは、私達の日常生活を紹介しましょう。福島市へは、陸海空の10名のOBが北海道、東北、九州から参加、5名づつが、木田寮と永井川寮に分れて、それぞれが自炊生活です。朝は5時半に起床して朝食作り(味噌汁、納豆・卵・刻みネギいり、漬物、その他)食器を洗ったら、出動準備が忙しい。昼の弁当はそれぞれの担当町内が違うため、作業現場近くのコンビニかスーパーで弁当を買い、駐車場に止めた自分たちの車の中で早々にお腹に居れる毎日、には近くの公園で・・・。
 計測作業は2名1組で、指定された家を訪問して始まるのですが「事前」と「3者立会」とに分類され、計測の方法も違ってきます。基本的には、両肩に掛けたシンチレーション・メーター(略してシンチ)で、γ線を地上 1cm、50cm、100cmの空間線量を計測。また、GM管サーベイメーターで、地表面と壁面のベータ―線を測定。

復興への祈り

特に「3者立会」は、家主側の時間調整もあり、勤務時間が遅くなることもあります。それぞれの勤務終了を待っている5人が一緒に車で帰る時には、底をついた食料素材の買い物、今夜は何を作ろうかな・・・・と食事作り担当者は頭を悩ます所です。作業終了が遅れた時の夕食は、20時を過ぎる時もあります。そうなると入浴後は次の朝の出勤のために就寝が大切となります。なにしろ1日中を歩き回る立会仕事です。 1日の動きはこのとおり窮屈ですが、同僚はそれぞれ、和気あいあいとして、制限された時間の中で、元気に頑張っております。
 福島市の1日も早い、あの住みよい福島市への復興を祈っています。

平成25年6月17日(月) 吉岡敏博 レポート

千鷲会(ちしゅうかい)は、千歳基地近傍に居住する航空自衛隊OBにより組織されています。
Chisyukai is associated by JASDF veterans who live around Chitose Air Base.